2017年05月28日

オープンハウスのお知らせ

6月4日(日)に2件のオープンハウスを行います。
4年に一度ぐらいしかやりませんが、興味がある方はご連絡ください。
案内図をお知らせします。
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2016年08月20日

信州を愛する大人の情報誌 『KURA』 掲載のお知らせ

『信州を愛する大人の情報誌〜KURA〜』2016年9月号へ
4ページの特集で<大きな栗の木の下の家>を掲載頂きました。

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建物のオーナーさんがKURAの愛読者でしたので、
「いつかKURAへ掲載したい!」
と密かに思っていたところへ取材依頼を頂きました。
築5年となりましたが、空間の質も色あせず、
板材も飴色を帯びはじめ、味わいの深い建物となってきました。
長野県内の書店やコンビニで、ペラペラしてみてくださいね♪

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2016年08月05日

感謝の花束を頂きました。

先日、竣工したお宅で、引渡しの際に「感謝の花束」を頂きました。
その時、添えて頂いた言葉に
「鎌田さんに出会えて、本当に良かったです!」
と最高の賛辞を頂きました。

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お施主さんとの出会いは、実に様々です。
古くからの友人知人もあれば、ホームページから問い合わせを頂き、初めてお会いするケースもあります。最近頂く依頼のケースに、首都圏からの移住をして来られる方が多くいらっしゃいます。

今回のご家族も、首都圏からの移住者でした。
初顔合わせから住宅完成まで、約2年のお付き合いとなり、
ずーっと聞きそびれていた事を尋ねてみました。
「なぜ佐久へ移住したのですか?」
佐久は長野新幹線の駅もあり東京駅まで1時間15分となり、首都圏へ新幹線通勤する方も多数住んでいます。交通の便の良さも当然の理由としてありましたが、
「人がみんな温かいから佐久へ決めました」
との返答に少し驚きました。移住の方々は、ご近所付き合いを好まないのでは?と偏見を持ちがちですが、多くの移住者の方々が、積極的に地域に溶け込もうと努力されています。
・車に乗っていても、近所の方とはお辞儀であいさつ。
・玄関先には、近所の誰かが勝手に置いていく野菜。
・ゴミの分別は、かなり細かくて厳しい
家造りを進めながら、世間話に交えて、地域性を伝えていく。
設計者として、新たな地へ移住するお施主さんの不安や期待を理解しつつ、
ちょっと独特な地域へ溶け込む手助けも大切な職務だと感じました。

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posted by カマタ at 00:42| Comment(0) | 日記

2016年01月11日

「あるしてくと〜信州の建築家とつくる家〜 vol.03」掲載のお知らせ

昨年末の12/25にオフィスエムさまより出版されました
「あるしてくと〜信州の建築家とつくる家〜vol.03」へ鎌田建築設計室を掲載頂きました。

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昨年のvol.02の出版に続き、日本建築家協会(JIA)長野県クラブの会員ではありませんが、
お声掛け頂き掲載させて頂きました。

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既に4年前の物件の美容室併用住宅ですが、お客さんも定着して繁盛している様子で嬉しい限りです。
美容室の宣伝も兼ねて、今回は掲載させて頂きました。

長野県内の書店を始め、近県の書店でも陳列予定らしいです。
Amazonや楽天Books等のネット購入できます。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
あるしてくと vol.3
発売日:2015/12/25
A4判 160ページ
ISBN:978ー4ー86623ー000ー9
定価:¥1,500(税込価格1,620 円)
詳しくはオフィスエム「あるしてくと」編集部へ
http://o-emu.net/news/%E3%81%82%E3%82%8B%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%8F%E3%81%A8vol-3%E7%99%BA%E5%88%8A%EF%BC%81/
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
Amazonで購入は
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%82%E3%82%8B%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%8F%E3%81%A8vol-3/dp/4866230002/ref=pd_sim_sbs_14_2?ie=UTF8&dpID=510bSVnTjUL&dpSrc=sims&preST=_AC_UL160_SR114%2C160_&refRID=1Q3AE0TGAKFT16PS45MV


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posted by カマタ at 19:20| Comment(0) | 日記

2015年11月03日

建築士会全国大会 地域実践活動 最優秀賞

 10月29日、建築士会全国大会in石川大会青年フォーラムにおいて、私たち長野県建築士会佐久支部青年女性が取り組んできた小諸市まちづくり活動が最優秀賞を受賞し、本年度の『日本一の栄誉』を頂きました。この活動の先頭に立ち1年半、最高の評価を頂き感無量の喜びです!
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 この大会は全国7ブロックの選りすぐりの代表者が集結し、地域実践活動を報告する大舞台。長野県は一昨年優勝・昨年準優勝と好成績を納めています。
 本大会は二部構成で、最初に「@地域活動報告プレゼン/8分間」その後で「Aワークショップ/30分×3セット」を行って、来場者全員の投票によって最優秀賞が選考されました。
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 地域活動報告プレゼンでは、小諸まちづくり活動の多すぎる内容を短過ぎる発表時間の中に凝縮し、若手建築士がゼロから考えて企画し・調査し・挑戦して・市政を動かすまでに至った過程とその後を詰め込みました。市民と行政の協力を得て、建築士の社会的な役割として取り組んだ活動と熱意を会場へ伝え、来場者の興味を引きつけてから、ワークショップへ。
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 ワークショップでは、佐久支部青年女性委員会のメンバーが一丸となって、資料配布やパネル設営をし、質疑に応えて詳細を伝えるチーム戦で他県を圧倒し、見事に最優秀賞の栄誉を掴み取りました。
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 結果発表の瞬間には、涙を流す仲間もいれば、ドサクサに紛れて男女構わず抱きついて喜ぶ仲間もいたり、佐久支部青年女性委員の全員で歓喜に沸き、最高の瞬間を恵まれた仲間と迎える事が出来ました。
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 表彰式は大会セレモニーの大舞台で、石川県音楽堂のメインホール。パイプオルガンでホール全体が一つの楽器になっており、名立たる建築家の控える中で登壇するときはカチカチに緊張して、三井所連合会会長より表彰状を頂きました。
 これで長野県は全国大会において3年連続の入賞を遂げて、日本の建築士会を牽引する役割を背負ったと感じています。この大会で賞を頂くことが目標ではありませんが、評価される事によって、会員の意識向上につながり、同時に多くの新しい同志を招く事になると考えています。
 私たちの小諸まちづくり活動においても、より一層の期待が寄せられる事でしょう。設計事務所としての日々の仕事は当然ながら、今後もまちづくり活動に従事して、建築士の社会的役割を果たして行きたいと思います。

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2015年06月09日

出版のおしらせ『信州まちなみスタディーズU<小諸>〜坂のある城下町の曲がり角〜』

長野県建築士会佐久支部と信州大学経済学部武者ゼミによる共著
『信州まちなみスタディーズU<小諸>〜坂のある城下町の曲がり角〜』
が出版されました。
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2月15日に開催したシンポジウム「城下町小諸を問い直す」で報告した内容が、
より詳細に書籍へまとめてあり、建築士会の代表として
第7章「市民アンケートの統計解析より」で、
昨年10〜12月に小諸市民へ行ったアンケート結果について論じました。

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大学の卒業論文を書いて以来、久々の日本語との格闘で、
30ページに渡って小諸市民の声をまとめさせて頂きました。
多くの方々に私達の活動内容と調査結果を知って頂き、
小諸のまちづくりのお役に立てれば幸いです。

小諸市内書店及びamazonでも購入頂けます。
単行本(ソフトカバー): 285ページ
出版社: 信濃毎日新聞社 (2015/5/29)
言語: 日本語
ISBN-10: 4784072659
ISBN-13: 978-4784072651
発売日: 2015/5/29
定価:本体1,500円+消費税
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2015年02月11日

シンポジウム「城下町小諸を問い直す」のお知らせ

今週末2/15(日)に ベルヴィンこもろ にて
昨年より、建築士会と信州大学経済学部にて活動してきた
小諸まちづくり活動のシンポジウム「城下町小諸を問い直す」を開催します。

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多くの市民の皆様から頂いたアンケート回答よりこれまでのまちづくりを再考し、
小諸の将来像へ微力ながら貢献できればと考えております。

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「ちょっと怒られるんじゃないか?」とドキドキしながらも、
興味深いデータと斬新な切り口で、ご報告いたします。

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予約不要の入場無料ですので、お気軽にお越しくださいませ。
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2015年01月04日

あけましておめでとうございます♪

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。

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今年の年賀状は、仕事用とプライベートをまとめて作っちゃいました。
5歳の娘はオオカミ並みにオテンバです・・・

年賀状は忙しい年末に面倒な作業になってしまいますが、
ちょっと楽しむ姿勢をもってみたら、
「メンドクサイ」 ⇒ 「ワクワク♪」に変わって、娘と一緒に楽しんで作っていました。
楽しむ姿勢を忘れずに、今年も仕事に精進したいと思います。
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2014年12月10日

「あるしてくと〜信州の建築家とつくる家〜」掲載のお知らせ

数日前の12/08にオフィスエムさまより出版されました
「あるしてくと〜信州の建築家とつくる家〜vol.02」へ鎌田建築設計室を掲載頂きました。

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本誌は、日本建築家協会(JIA)長野県クラブの会員を中心に、県内の建築家を紹介している年刊誌です。
僕はJIA会員外ではありますが、今回特別にお声掛け頂き、掲載させて頂く運びとなりました。

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「あるしてくと」は誌名を改名して今回の出版で2巻目になりますが、
前身に「愛と情熱の家づくり〜信州の建築家とつくる家〜」が1〜9巻まであります。
2001年、僕が三重大学の卒業を目前にして、長野県で就職活動を始めた時に最初に手にしたのが
「信州の建築家とつくる家〜愛と情熱の家づくり〜創刊号vol.1」でした。
表紙を開いて直ぐに会長挨拶があり、そこに掲載されていたのが独立までの8年間修行させて頂いた出澤潔氏でした。思い返せばこの一冊が人生の道標となり、14年を経て今、続巻に掲載して頂けるようになったことは大変感慨深い思いがあります。
掲載されている30人の中では最年少ですが、長野県の建築文化を牽引してきた先輩方から更に学び、
いつか自分が誰かの道標になれるように精進したいと思います。

まぁ、営業誌に思いを込め過ぎても意図を外してしまいますので、ちょっと宣伝!
長野県内の書店を始め、近県の書店でも陳列予定らしいです。
Amazonや楽天Books等のネット購入できます。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
あるしてくと vol.2
発売日:2014/12/08
A4判 172ページ
ISBN:978ー4ー904570ー88ー3
定価:¥1,500(税込価格1,620 円)
詳しくはオフィスエム「あるしてくと」編集部へ
http://o-emu.net/archives/15076.html
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
Amazonで購入は
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%82%E3%82%8B%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%8F%E3%81%A8vol-2/dp/490457088X
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2014年12月05日

アンケートご協力ありがとうございました。

長野県建築士会佐久支部青年女性委員会が、10月中旬より約1ヵ月半の期間で行った
「小諸市まちづくり意識調査アンケート」が750部を超えて集まりました。
まだ毎日、何通かが郵送で届いております。
今回のアンケート実施につきましては、
・建築士会委員の個人配布
・市役所職員のご協力
・行政機関5ヶ所への設置配布
・小諸市主催「地域のお宝探し」のご協力
と、多くの関係者の皆様にご尽力を頂いたおかげで、
少数の建築士会の人員では不可能と思われた750部を超える事が出来ました。
現在、信州大学経済学部にて統計作業を行っております。
市民の皆様より頂いた貴重なご意見は、
【2015年2月15日<ベルウィンこもろ>で開催するシンポジウム】
にて市民の皆様へご報告致します。
改めて、アンケートにご協力いただきました皆様方へ感謝申し上げます。
ありがとうございました。
posted by カマタ at 09:11| Comment(0) | 日記

2014年10月19日

「小諸のまちなみ再考」事業

長野県建築士会佐久支部では、本年も「長野県元気づくり支援金事業」を活用し、
信州大学経済学部と協働で『小諸のまちなみ再考』事業を行っています。

現在、小諸市では市庁舎の建替えに合わせて、図書館・病院を併設する
「コンパクトシティー計画」を基とした新たな街の基盤を構築中です。
佐久市で設計事務所を開設していますが、生まれも育ちも自宅も小諸市の市民として、
建築士会のまちづくりを通して、少々かじらせて頂いています。

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今回の活動では、
@:信州大学生による街並み調査
A:建築士会によるまちづくりに関するアンケート調査
の2本立てを柱として、
@:街並み調査 ⇒「地域に埋もれた価値観の発掘」
A:アンケート調査 ⇒「市民のまちづくり意識の調査」
を目的としています。
当初、市庁舎の建替えに関しては、行政が住民投票を行う予定でしたが、
諸事情により実施されませんでした。
今回、アンケートを行ってみようと思った経緯は、
市民の声がまちづくりの原点であると考え、
コンパクトシティー計画の成功をより確実なものとする為に
「本計画の弱点を如何にしたら補えるか?」を探ろうと考えています。

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そのアンケートが先日まとまり、身近な方々より配布を開始しております。
11月末までの期間で市内全域を対象に配布回収を予定しております。
アンケートで回収した意見は、小諸市の行政機関に提出し
2015年2月に開催予定のまちづくりシンポジウムで報告する予定です。
また2015年3月には、本活動をまとめた本の出版も予定しております。
小諸市民の皆様、ご協力をお願い致します。

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2014年06月03日

佐久地域建築文化賞 授与式

5/14 長野県建築士会佐久支部 通常協議会にて
佐久地域建築文化賞の授与式に参席させて頂きました。

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・美容室と光庭の家/第12回佐久地域建築文化賞 住宅部門 優秀賞
・大きな栗の木の下の家/第12回佐久地域建築文化賞 住宅部門 特別賞

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の2点の出展で、両方とも入賞させて頂きました。

佐久地域建築文化賞とは2年に1度の選定となり、今年で12回目となり24年の歴史ある文化賞です。
「佐久地域の建築文化発展及び向上に寄与する優れた建築作品を
 広く会員より募集し審査の上、設計者(建築士)の功績に対し表彰する。
 このことにより、会員の創作意欲・設計施工の質の向上に資することと、
 表彰作品の公開を通じ社会に建築士の活動と建築士会の存在を公表することにより、
 又次なる建築文化の発展に寄与することを目的とする。」

第9回では出澤建築設計事務所勤務時に手がけた住宅で最優秀賞を頂き、
第11回では建築士会青年委員会で手がけた看板で特別賞を頂きましたが、
今回、独立して自らが手がけた物件に賞を頂けた事で、やっと一人前になれた気がしました。

ハウスメーカー主流の住宅産業の中で、
建築士が丹精込めて作り上げる住宅の価値を一般の方へ周知する為にも、
この建築文化賞の価値をより高め、建築文化の向上を図らなければならないと思います。
賞を頂けることは素直に嬉しいですが、賞が目的とならず、その先の文化の向上まで届くような。
佐久地域の先輩方が築き上げてきた建築文化を継承しつつ、さらに発展させられるような。
クライアントの要望を満たすのは当然として、そんな領域まで手が届くように精進したいと思います。


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posted by カマタ at 23:27| Comment(2) | 日記

2014年02月20日

過去最大の積雪を経て

関東甲信越地方で2/15〜16にかけた降雪は、これまで経験したことのない大雪となりました。
長野県の東信地域は、寒さは厳しいものの降雪は少ない地域です。
例年では冬季に3回程度の降雪があり、積雪も10cm程度です。
今回は100cmを超える降雪が一晩であり、道路・鉄道共に全ての交通網がマヒとなりました。
気候変動による影響なのか、単に南岸低気圧と寒気が重なった偶然なのか。

建築設計の上では、その地域の気候特性を十分に把握する必要があると考えます。
しかし、生まれ育ち長年生活している地域の特徴を十分に理解していたつもりでも、
不意に例外的な様相を見せるのが自然だと感じました。
設計時に積雪加重を計算していても、たった一度の想定外の積雪で建物は被害を受けてしまう。
今回の大雪では、カーポートが雪の重さに耐えられず潰れてしまう被害が多数見受けられた。

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屋根の崩落は、人命を奪う可能性もあるので、想定外で許される事ではない。
しかし万全に備えて、過剰な強度を持たせても、無駄なコストになってしまう。
この加減を決定していく事が設計者の責務でもある。
今後は寒冷地であり豪雪地として検討するべきか否か。。。
積雪に対しては、住人の建物に対する正確な知識と管理で対応できると思われます。
「○○cm以上の雪が積もったら、雪を下ろさなければならない!」
そんな一言の知識を住人へ伝えておく事だけで、難は逃れられるのかもしれない。
自然と対峙せずに、如何に順応するかが重要なのだと感じました。
posted by カマタ at 01:31| Comment(1) | 日記

2013年09月15日

素敵な要望書

現在、基本設計中のお客様から届いた要望書。
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小学生の娘さんが描いてくれた素晴らしいイメージスケッチです。
細部の描き込みまで夢がギッシリ詰まっていて、
「全て見落とさずに実現してね♪」
と思わせるパワーが満載です。

設計時には、お客様の要望を実現する為に、様々な方法でイメージの共有を計っています。
・会話
・文章
・写真
・イメージ図など。
最も解りやすいのは【写真】ですが、お客様の『好みの方向性』を読ませて頂きます。
また【会話・文章】では、「室数・面積・家族構成」など
具体的な内容を伝えて頂くには最適ですが、建物のイメージを伝える上ではイマイチです。
文章や会話の中で使われる建物を表現する言葉には抽象的なモノが多く、
「和風・洋風・モダン・シンプル・明るく・広く・カッコ良く・オシャレに・・・等々」
個人毎で定義が異なりそうな言葉では、イメージの共有は困難です。

その代わりに【手描きスケッチ】は、イメージを伝えて頂く手段として最適です。
「絵が上手くない」
「上手に表現できない」
という方が多いと思いますが、全く関係ありません。

<そこにどんな想いを込めて描いているのか?>

それを読み取り事を目的として見させて頂きます。
間取りでも、外観でも、室内のイメージでも、描き込んだ想いを拾おうとジックリ見ます。
文章で表現するには、適切な言葉が必要になりますが、
絵で表現する際には、「なんとなく」といった表現ができますし、
無意識のイメージが反映されやすいモノです。

今回頂いたスケッチには、娘さんの要望がギッシリ詰まっていました。
「まだ両親と一緒に寝るけど、自分の部屋も欲しいよ!」
「私の部屋はリビングの隣にしてね!」
「窓の外に山が見えるようにしてね!」
「自転車を室内に置けるようにしてね!」
「パパは車が好きなんだよ!」
「ママはお花が好きなんだよ!」
「私は愛犬と外で気持ち良い空気を吸いたいんだよ!」

夢いっぱい詰まった要望書にプレッシャーを感じますが、是非ともこの期待には応えたい!!
と、仕事の枠を超えた想いを掻き立てられました。

家造りの際には、設計士に正確に要望を伝える事が、大変重要な第一歩となります。
人には見せませんが、僕のスケッチも上手ではないので・・・(^-^;)


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posted by カマタ at 14:44| Comment(2) | 日記

2013年08月13日

ASJ建築展のお知らせ

8月29日(木)〜9月1日(日)
アイシティ21 山形ウェルアップホールで開催される
【ARCHITECTS STUDIO JAPAN 松本中央スタジオ 第13回建築家展】
に参席させて頂きます。
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詳細は下記URLをご覧ください。
http://www.asj-net.com/event/data.php?eventid=137-52

当イベントは単なる作品展ではなく、複数の設計者と家造りの相談ができるイベントとなっています。
松本市近郊にお住まいで、家造りをご検討中の方々には、
設計事務所の家造りをご覧頂ける数少ない機会と思われます。
入場無料ですので、お気軽にお越しくださいませ。

※仕事の都合上、30日(金)のみ会場に居りません。

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posted by カマタ at 00:41| Comment(0) | 日記

2013年07月03日

関東ブロック青年建築士協議会「千葉大会」

6/28、平成25年度 関東甲信越建築士会ブロック会 青年建築士協議会 千葉大会に参加した。
この大会は関東甲信越の10都県の青年建築士が一堂に集まる年に一回の大会。
大会名は通称「関ブロ」と呼ばれ、各県の代表による委員会活動報告が行われる。
この関ブロに先立って2/23、我が佐久支部青年委員会は長野県内15支部の選考会で最優秀賞を頂き、関ブロ大会において長野県代表として発表した。

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そしてなんと!!この関ブロ大会にて
長野県佐久支部青年委員会の行った『佐久穂のまちなみ再考』が、
最優秀賞を頂き全国大会へのキップを手にしてしまった!!!!

本活動の詳細はこちら↓
http://www.pref.nagano.lg.jp/jyuutaku/kentiku/keikan/network/sakuho-sinpo.pdf

地域の若手建築士が協力して行った活動が、同世代の建築士に高く評価された事は大変嬉しく、
景観授業やシンポジウムでの苦労が大きな自信に変わった。

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個人的には、まちづくり活動を個人の建築士で行う事は非常に難しいと思っている。
事業規模も大きく、営利の偏りが生じてしまう恐れがある為、
行政やNPO団体等によるまちづくりが主流である。
しかし建築士の関与しないまちづくりは、指揮者の居ないオーケストラのようで。。。

予てより、建築士会の存在意義は3つあると考えている。
@会員同士の親睦
A会員各位の知識と技術の向上
B社会的な貢献活動

昨今、建築士会にとって最も重要な役割はBの社会的な貢献活動だと思う。
そしてこの社会貢献活動とは、具体的には『地域のまちづくり』であると考えている。
まちづくりには、地域ごとの特色や問題が千差万別である為、定石は無いだろう。
遠方の大学から偉い先生を呼んで指南を受けても、机上の空論に為りかねない。
「地域のまちづくり」こそ、その地域の建築士会の最大の役割と活躍の場であると思う。
今回評価を頂いた青年委員会の活動は、まだまだ始まったばかりで、まさにこれから。
ただ今回の大会の評価を頂いた事で、青年委員会の若手建築士は大きな自信を得る事が出来た。
建築士個人では難しいまちづくり活動だが、会を通じて行う事が出来る。
この活動の総指揮を執った井出正臣氏は、活動の延長として町会議員に立候補して当選し、
積極的に建築士の活躍の場を広げている。
将来の建築士会佐久支部は大いに期待して頂きたい。
「建築士会に入ると何かメリットあるの?」 良く聞かれる質問であるが、
「すごいメリットがあるから僕は入ってるよ」 と答える。
但し、メリットは個人毎に違うので、入ってから自分で確かめて欲しいと思いながら。
長野県建築士会佐久支部の青年委員会は、かなり面白くなってきた。(^-^)

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2013年05月30日

建築文化賞授与式

5/25 長野県建築士会第63回通常総会にて建築文化賞の授与式に参席させて頂きました。

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内藤廣建築設計事務所代表・東京大学名誉教授 : 内藤廣氏
長野県建築士会会長 : 関邦則氏
長野県建築士会名誉会長 : 出澤潔氏
の審査員の方々より、評価を頂けた事は身に余る光栄です。

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受賞は決して自分一人の力によるものではなく、
建築主・施工業者・関係者全ての方々の御尽力あっての賜です。
心より深く感謝申し上げます。

賞を頂ける結果となった事は大変栄誉ある喜ばしい事ですが、
賞を頂くことを目標とせず、建築主の生活と満足度を最優先としつつ、
建築文化の発展と社会的な役割を目指して精進していきたいと思います。

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2013年05月03日

引渡し後の1年検査

工事完了後のメンテナンスの一環として、引渡し後の 『1年検査』 を実施しています。
木造建築は、気温や湿度によって、常に木材の膨張収縮が繰り返されます。
特に冬季の暖房環境下では、木材の動きが顕著に起こります。

先日、『加増の家』の1年検査を実施しました。
お施主さんと施工会社の立会いの下、建物の隅々まで自然発生による不具合や損傷を確認しました。
1年検査で多く見受けられる不具合・損傷としては
・壁や天井の入隅部のビニールクロスの隙間
・室内建具の反りによる干渉
・モルタル外壁のクラック
です。
どれも木材の膨張収縮によるものの為、建物への強度には問題の無いものですが、
一般の方は不安の一つになるものです。
今回の検査では、思ったよりも少ない補修ヶ所数でひと安心。

また1年検査は、引渡し後の生活状況を見る機会としても貴重な機会と考えています。
「設計通りに上手く使って頂けているか?」
これがやはり気になる!!
検査をしながら、そんな視点も持ちながら家の中を見させて頂きました。
生活の仕方は、お施主さんの性格に委ねる点も多いのですが、
加増の家では、嬉しいほどに上手に使って頂き感激でした。
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設計の際には、生活で生じるゴミの事も考えています。
ゴミの収集場所にはお施主さんの自作のゴミ袋ホルダーが設置されており、
今後の参考として勉強させて頂いたり(^^;)
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住宅は竣工直後より、そこで生活する事で完成されていくと考えています。
設計する際には
「食品庫の棚に収納されるモノに合わせた棚の奥行き」
「洗面脱衣室に置きたくなるモノの収納できる余地」
「将来の子供室の部屋のレイアウトを想定したコンセント」
など、将来の家族の生活を想定しながら図面を描いています。
そんな気持ちや考えが住み手の方に伝わっていると、設計の苦悩が報われる瞬間です。


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posted by カマタ at 13:28| Comment(2) | 日記

2013年03月11日

震災2年目に想う事

東日本大震災から2年。
TVでは復興の遅れの状況が報じられる。

20歳の頃、日大から三重大建築学科への学士入学を決意した一つのきっかけに
「建築家 坂茂氏の活動」があった。
現在も『紙の建築家』として大変有名な建築家であるが、
当時(15年程前)、本で目にした「ルワンダの難民救済活動」に心を打たれた。
三重大学の編入試験の面接時にも、
「尊敬する建築家は?」
と質問されて、
「坂茂さんです。」
と答えた。当時は面接官の先生方も「だれ???」といった顔をされていた事を覚えている。
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坂茂氏の活動は、トイレットペーパーの芯に用いられる『紙管』を用いた建築で、
難民用の仮設住居を提案し、国連と連携して活動していた。
また阪神大震災の際にも紙管で教会を建築し、被災者の拠り所を築いたりと
ちょっと異色ながら社会的役割を開拓していく姿勢に憧れた。

三重大学への筆記試験は・・・正直ダメダメだったが、
たぶん面接を評価して頂けたが故に、建築を学ぶ機会に恵まれ、この仕事に就けていると思う。
平和ボケで当時の初心を忘れつつあったが、東日本大震災で再度思い返すようになった。
今回の震災でも、坂茂氏は避難所での『紙管による簡易間仕切り』で支援を行っており、
改めて理想の建築家像を感じた。
pps4-01[1].jpg
http://www.shigerubanarchitects.com/SBA_NEWS/SBA_news_5.htm

日々の仕事に追われ、何が出来るわけでもないが、
この仕事への転機となった初心を忘れずに、常に気に留めて考える事を心掛けたい。
建築設計という素晴らしい仕事に身を置けている事に感謝しつつ、
同時に期待される社会的役割と責務を果たす事を自分への課題としたい。

震災2年目として、
被災者の皆様にお見舞い申し上げますと共に
亡くなられた方々へ哀悼の意を送らせて頂きます。

posted by カマタ at 14:31| Comment(0) | 日記

2013年02月20日

第11回長野県建築文化賞 住宅部門 奨励賞

本日、長野県建築士会から通知が届き、
「大きな栗の木の下の家 / 出展タイトル:森へ潜る家」が、
【第11回長野県建築文化賞 住宅部門 奨励賞】を受賞しました。

DSC_0036a.jpg

http://kmtads.com/works/ookinakuri/ookinakuri01.html

この賞は、長野県内に建築された建物が対象で、全国より募集された県内最大の建築賞です。
傾斜地の敷地状況に頭を悩ませて眠れない日もありましたが、予てより目標としていた賞を頂く事ができ感無量です。
これに驕らず、まだまだ精進していきます!!!


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posted by カマタ at 19:23| Comment(2) | 日記

2013年02月18日

佐久穂町まちづくりシンポジウム

昨日、佐久穂町茂来館にて
長野県地域元気づくり支援金事業 まちづくりシンポジウム
「佐久穂のまちなみ再考」〜大学生と建築士が考える佐久穂の可能性〜
が開催されました。

シンポジウムは、3部構成で
@信州大学経済学部:まちなみ調査報告
A建築士会:「清掃ボランティア活動」と「景観授業」の活動報告
Bパネルディスカッション
の3時間のプログラムにも関わらず、140名もの聴衆が集まって下さった。
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景観授業の活動報告では、中学生に行った景観授業の流れを説明し、
当日授業を受けてくれた生徒の「笹山君」の感想を組み込んだ発表を行った。
中学1年生の笹山君が実に賢く、事前の打合せではポケットからメモ帳を出す優秀さ。
(返答内容を仕込むべきか?)と考えてもいたが、彼の様子を見て本番アドリブに賭けてみた。
笹山くんは壇上でメモを読むわけでもなく、会場を見据えて的確な受け答え。
会場を和ませるつもりで、
鎌田 「笹山君の将来の夢は?」
と質問したところ
笹山君 「佐久穂町や日本の役に立つ仕事に就きたいです!」
と会場は拍手喝采。
会場の雰囲気は、完全に笹山君に持って行かれたが、
小さなヒーローには完敗で、彼の将来が楽しみで嬉しくなった。
景観授業の成果が実るのは、直近の未来ではないが、
将来有望な子供の記憶の片隅に刻まれてくれれば、大変喜ばしい事だ。

発表の最後には、授業内容と反する自分の景観論も付けくわえさせて頂いた。
偶然にも後に行われた「パネルディスカッションの結論」と相違なく、ホッと安心。

景観授業もシンポジウムも準備にかなりの時間を費やす作業であるが、
完全なボランティアで無報酬の仕事である。
物好きと思われる方もいるかもしれないが、
この活動を通して金銭には代えられない価値と経験を得ることが出来た。
今後も景観授業を地域に広めて、子供達との問答を楽しみたい。

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posted by カマタ at 16:44| Comment(0) | 日記

2013年01月07日

美容室ふわふわOPEN

昨年、設計監理させて頂いた店舗併用住宅の美容室「ふわふわ」さんが、1/6にOPENしました。
延床面積39坪の中に、住宅30坪+美容室9坪をなんとか組み込んだ併用住宅です。
静かな田園の中で、浅間山を眺めながら、のんびりとした時間が流れる美容室です。

DSC_0168.jpg

美容室ふわふわ
0267-31-0808(予約優先制)
営業時間/9:00〜
定休日 /月曜日・月2回不定休
案内図.bmp

どうぞよろしくお願いします。

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2012年12月03日

景観授業の本音

11/27に八千穂中学校で景観授業の講師を行った。
建築士会佐久支部青年委員会の活動として、
子供たちへ景観意識を高めてもらう事を目的として行っている。
昨年より数えると、これで3回目。
前回までは、小学生に植樹事業への参加の意義を伝える為に『景観形成』の授業を行った。
今回は、歴史的な街並みをテーマとして『景観保全』の授業とした。

景観に関しては、人それぞれの観点がある為、
一概に「良い景観と悪い景観」との色分けをする事は不適切だと感じているが、
子供たちへは『解り易さ』が重要である為、
「揃った建物群=美しさ=良い景観」と位置づけて授業を行っている。

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実は授業内容に反するが、僕自身は景観に関してはこう考えている。
景観とは、その場所の文化レベルに比例し、文化の高い地域では自然と整えられる。
景観条例で規制をかけて形成させる事は不可能で、その地域に住む人々の良識によって形成される。
ちなみに身近な避暑地には、厳しい景観条例が掛けられている。
「屋根勾配2寸以上・軒の出500mm以上・隣地からの離隔距離3m」
自然豊かな山林の中へ、自己主張の強すぎる建物が建てられた経緯により、
その抑制が目的で制定されたと思うが、良識ある設計者へ対しても多くの弊害を生んでいる。
ちょっと話がズレ始めたので、景観条例は別の機会として、
素直に景観を考えると、乱立する看板や自己主張の強い色彩、様式の揃わない建物群。
ゴチャゴチャして和風・洋風・カラフル・シンプルなどの「混沌とした街並み」が
今の時代を映す景観なのだと思う。
現在の身近な景観が美しくないのは、合理性・経済性を優先してしまうが故の
文化意識の低さが映し出されている為。
でも「美しくない」事を良いとは思えない。
【ゴチャゴチャした混沌+美しさ=現代の理想の景観】
こんな風に考えているが、正直イメージできていない・・・

地元では、城下町・宿場町といった郷土史より
「和風の新しい建物が軒を連ねる事で、歴史的な景観に意識した街づくり」
という行政が関与して税金を投入した活動が行われたが、大きな疑問を感じている。
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これは歴史の一つの時代の街並みの再現であって、「歴史=和風」の発想は時代の回帰をしているだけで発展性に欠ける。
古い建物を残す活動は大切だと思うが、新たに造る建物を意図的に一時代の和風に揃えるだけでは、どこかのテーマパークと変わらない。
古きに習うは間違いではないが、新しい文化を築く事を放棄してしまう事は、現代の文化を後世へ残せない。

景観には必ず地域性が付随する。
「周りを見渡して、自分はどう振る舞うべきか?」
各自が地域の文化を考えて、美しさを意識すれば、バラバラでも良い景観は形成されると思う。
子供たちに授業した内容と真逆の観点を持っていたりする自分が、
なんだか良く解らなくなってきたので、そろそろギブアップ。。。(^^;)
景観授業を行う立場にありながらも、景観に関しては未だ明確な考えには至っていない。

景観の本音はどうであれ、子供たちが一瞬でも『景観』を意識してくれれば、授業は成功かな。

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posted by カマタ at 20:36| Comment(0) | 日記

2012年11月24日

建築家の別荘

昨日、建築家の香山壽夫先生の別荘にお邪魔させて頂いた。
香山先生は、東京大学名誉教授にして、ルイス・カーンに師事した日本屈指の大建築家。
そして僕の三重大の恩師の師にあたる方で、多くの著書で勉強させて頂いた大先生。

「千ヶ滝の山荘」は香山先生自身の別荘で、昨日は香山先生が直々に建物内を案内して下さった。
プライバシーもあるので、建物内の写真は撮りたかったけど、我慢して目に焼き付けて。。。
道路から外観だけパシャリ!
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建築家の自邸や自身の別荘は、実験的な設計が行われているので、最も興味深い建物。
「千ヶ滝の山荘」では、内外の境界となる『窓』のコンセプトが特徴的で、
開口部へあらゆる挑戦が施されていた。
まず、この建物のガラス窓は全て「嵌め殺しのFIX窓」で、「引き違い」も「滑り出し」も無く、
動くガラスは一切無し。
その代わり、板戸の窓が必要に応じて設置され、
光と景色はFIXのガラス窓から、開放感と風は板戸を開いて、と窓の機能を分解して、
軽井沢の豊かな自然を取り込む工夫が施されていた。
造作・仕上材・小物など、品のある素朴なデザインで統一されており、
築30年経過していたが、古さを感じさせず、月日を重ねた味のある空間に包まれていた。
「鎌田君の恩師も、ここへ良く遊びに来ていたんだよ」とお聞きし、
香山先生のアトリエが三重大恩師の部屋にそっくりで、ちょっとニヤリ。


建築家自身の別荘に立ち入って見学したのは、これで2件目。
以前、吉村順三先生の「森の中の家」を見学した事がある。
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吉村先生は東京芸術大学名誉教授にして、アントニン・レーモンドに師事した、
こちらも日本屈指の大建築家。
そして独立前に勤務して、設計のイロハを教えて頂いた出澤潔先生の師にあたる大先生。


香山先生と吉村先生の別荘を見学し、多くの共通点を感じる事が出来たが、これは内緒♪(^^)
同時に自分の発想は、まだまだ既成概念に縛られていて硬いと実感した。

二人の師のルーツを見れた事で、より深くこれまで学んだ事を理解する機会となった。
建築は写真や図面では感じ取れない、特別な空気が現場にはあるので、大変貴重な機会を頂けたことに感謝。

香山先生は75歳にして、現役バリバリ。
東大名誉教授なので、難しい話をされるのかと思いきや、楽しく品のある話ぶりで、
各所に放り込まれる冗談には、ヤンチャな人柄が垣間見えた。
「薪ストーブの薪割り」と「別荘前の家庭菜園を荒らすサルを追い回す」のが、今の楽しみとの事。(笑)

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posted by カマタ at 15:34| Comment(0) | 日記

2012年11月13日

鎌田建築実験室 〜透湿材料編B〜

■実験結果■
実験を行ったのは2010/11/10。
ちょうど2年前の今時期で、グラスの曇りを確認する為にはちょうど良い寒さで、室温20度の環境下にて実験を行った。

IMG_0799.jpg

【透湿しなかった建材】
下記の3種の建材においては、湿気の透過は確認できなかった。
・防湿気密シート
・スタイロフォーム
・グラスウールを覆うビニール(内面)

【透湿した建材】
その他の建材は全て透湿し、グラスが曇るまでに要した時間は下記の様になった。
1位:透湿防水シート /  5 秒
1位:グラスウール /  5 秒
2位:石膏ボード /  20 秒
3位:ダイライト /  60 秒
4位:ビニールクロス / 120 秒
5位:コンパネ / 220 秒
6位:針葉樹合板 / 260 秒
7位:無垢板材 / 270 秒
8位:インシュレーションボード / 360 秒
9位:フローリング       / 600 秒 

という順位が付いた。

曇り画像.jpg

実験をして気が付いた事がある。
「湿気を通す」という表現は、透湿シートのような『幕材』には適切であるが、
合板や石膏ボードのような『ボード材』は「湿気を吸って出す」という表現が適切と思われる。
またボード類はカップから外した際に、カップ側のボード下面に
・水滴が付くモノ
・湿っているモノ
に分かれた。

水滴画像.jpg

【実験考察】
予想以上の建材が湿気の透過を許す結果となった。
石膏ボードの透湿速度は非常に早く、防湿気密シートの必要性を感じた。
インシュレーションボードは透湿時間は遅いが、ボード下面の水滴はなかった。
ダイライト、針葉樹合板、コンパネ、フローリングは、ボード下面に水滴が生じていた。
この水滴ができるという事は、結露しやすいという事に等しいと考えられる。
湿気を通すスピードは速くても、建材の吸湿許容量が少ないと結露が生じてしまうらしい。

実験結果より、私的見解では『インシュレーションボードが最も結露しにくい材料』と考える。
湿気の通過する時間は遅いが、ゆっくりと大量に吸いこんで、放出するというイメージ。
湿気の量は、室温や環境により大きく異なる為、透過速度よりも結露しにくい事が重要である。

またインシュレーションボードは、「断熱材」としての性能も大きい。
グラスウールによる充填断熱を採用した際には、外張り断熱材を張っている事に等しくなる。
「結露しにくい透湿」+「断熱」の性能を有している材料である為、
寒冷地のウール系断熱材を用いる際、外壁下地に最適な材料は

『インシュレーションボード』

と考えられる。
実は以前からインシュレーションボードを採用していたので、この実験はその点の確認作業でもあった。
水滴が出来ずに湿気を大量に吸収するという点は、実験によって初めて確認できた。
尚、インシュレーションボードの種類によっても透湿性能に差が生じたが、その点に関してはカタログ表記の通りとなった。

内容が専門的にならないように配慮したつもりであったが、一般の方は???の内容となってしまった。。。
寒冷地における断熱の方法には、設計者の各々の考えがある。
どんな材料をどう扱うか。
確かな性能は、細かい材料選定の上にのみ保証できると考えている。
小さな疑問を自分の目で確認する事で、大きな確信を得る事が出来た。

長文読破、お疲れさまでした。m(_ _)m

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posted by カマタ at 20:22| Comment(3) | 日記

2012年10月25日

鎌田建築実験室 〜透湿材料編A〜

■透湿実験方法■
建材の透湿性能比較をする為に、ちょっと頭をひねって事務所にあるもので実験開始。

【準備品リスト】
○コーヒーカップ (6つほど)
○透明グラス  (6つほど)
○実験用各種建材 
 ・透湿防水シート
 ・気密シート
 ・コンパネ
 ・針葉樹合板
 ・石膏ボード
 ・スタイロフォーム
 ・グラスウール
 ・グラスウールを覆うビニール
 ・インシュレーションボード(DAIKEN社の5種)
 ・無垢板材
 ・フローリング
 ・ビニールクロス
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IMG_0830.jpg

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【実験手順】
@コーヒーカップを6つ程度並べて、熱湯を注ぐ。

Aお湯の入ったカップへ、各建材でフタをする。

Bその上に透明のグラスを下向きに置く。

Cグラスが湿気で曇る様子を観察

IMG_0776.jpg

以上が実験の手順。
コーヒーカップに注がれたお湯の湿気が上昇し、
フタに用いた建材を通過すれば、その上に被せたグラスは曇る。

湿気の通過するか否かは、曇るか否かで確認できます。
建材ごとの通過性能は、ストップウォッチで曇る時間を測定しました。

という事で、実験の結果は次回へ続く。

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posted by カマタ at 20:54| Comment(0) | 日記

2012年10月21日

鎌田建築実験室 〜透湿材料編@〜

■ 透湿実験の目的 ■

当事務所が拠点とする長野県佐久市は、全国を気候区分した際の2地域に属す「寒冷地」に該当します。2地域は東北地方と同じ寒さで、建物の設計の際には「寒冷地仕様」を採用します。
寒冷地で重要なことは「断熱」。
この断熱も、断熱方法や材料に多くの種類があります。
断熱方法は「充填断熱/外断熱」。
断熱材料は「ウール系/押出し成形板/現場発泡ウレタン吹付け/セルロースファイバー/その他」
断熱方法も材料も、どれが一番良いと言い切れるモノはありません。
暖房方法や建物形状等も考慮して、最適な断熱を設計します。
そんな中でコスト面から「グラスウール」を採用するケースが多くあります。
グラスウールで懸念されるのが『壁内結露によるカビ』です。

通気工法図.jpg

冬の暖房により暖められた室内の空気は、空気中に多くの湿気を保有します。
その空気が壁内へ侵入し、断熱材の外気側へ周ると、
気温が下がり空気が冷やされる為、そこで結露が発生します。
この結露により生じるのが、カビです。
古い建物を解体した際に、壁の中のグラスウールが
黒く変色しているような状態は壁内結露によるカビです。
見えない壁の中でカビが繁殖していたら・・・ (( ;゜Д゜)) ブルブル
その結露を起こさないために用いる建材が『透湿材料(図中の赤の材料)』です。

最近ではレインウェアにも採用されている材料で「水は通さないが、湿気は通す」という素晴らしい材料。材料は何度も見たことがあるが、
「本当に湿気を通すの???」
という疑問をずーーーーーーっと抱きつつ、自分で確認したくなってしまった。
自分の目で確認しないと気が済まないメンドクサイ性格です。(^^;)

ただ確認するだけでは、ちょっとした暇人になってしまうし、今後の設計データとする為に
「通気工法に、より適した材料は何か?」
を見極める実験として、あらゆる建材の透湿性能比較を行ってみることにしました。

Q:合板は湿気を通すのか?
Q:石膏ボードは?
Q:ビニールクロスは?
Q:スタイロフォームは?


という事で、次回へ続きます。

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posted by カマタ at 18:12| Comment(2) | 日記

2012年09月24日

鎌田建築"実験室"

設計作業において、カタチや寸法を決めると同時に『材料選定』も仕事の一つです。
昨今の建材事情は、実に多種多様で、正直何が良いモノなのか悩む毎日。。。

メーカーのカタログを読んでも、
製品の良い所は大きく記載があるけれど、欠点はまず記載されていません。
さらに、「同じような材料」を他社と比較したデータも記載されていません。
設計の立場とすれば、A社とB社の「同じような材料」のどちらが良いのか???

そこまでこだわる必要はないのかもしれませんが、材料選定は建物の品質へ直結する重要な作業です。
建物の広範囲へ設置するような建材の選択一つで、数十万円の違いも生じますし、性能にも大きく関わります。自信を持って品質の保証をする為に、手を抜くことは出来ない作業です。

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という事で、時々この設計室は『実験室』に変わり、仲間の後輩建築士(飯田君)と一緒に、
博士と助手になって、ちょっとした実験を行ったりします。

PCのデータ整理をしていたら、2010年11月に行った実験の画像を発見しました。
実験テーマは 【 透湿材料 】 です。
次回よりアップします。

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posted by カマタ at 14:45| Comment(0) | 日記

2012年09月14日

田崎美術館

軽井沢へ仕事の際に良く使う抜け道にある『田崎美術館』
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京都駅の設計で有名な原広司さんの作品で、積乱形の屋根と幾何学的な壁面構成が華麗かつ斬新。
入館したのは10年以上前になるが、中庭形式の気持ちの良い空間が広がった良い美術館だった。

運転中に携帯が鳴ったので、田崎美術館の駐車場へ寄せて通話。
通話中にすごく気になるものが目に入った。
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しばらくは「オブジェ?」と思っていたが、汚れの跡から『雨水の竪樋』と判明。
既成概念に囚われずに機能を満たすカタチに挑戦した結果、一瞬だが僕は「オブジェ?」と思わされた。
このデザインの好き嫌いはあるだろうが、
設計者の意図の通りに、見た人に「オブジェ」と思考させた点では、このデザインは優れていると思う。
汚れの跡を見ると、排水機能は果たしている様子。

こういったデザインの挑戦は、実に面白い。
村野藤吾さん設計の「小山敬三美術館」にも、雨水への面白い挑戦があった。
画像がないので、また後日。

posted by カマタ at 00:51| Comment(0) | 日記

2012年09月01日

建築士会とは

建築関係の団体はいくつもありますが、【建築士会】という資格団体に属しています。
建築士の資格を有する者が、自発的に参加する社団法人です。
二級建築士を所得して直ぐに参加させて頂き、気が付けば10年になりました。
独立前に務めていた事務所の所長が、積極的に建築士会の活動に参加していたので、
正直な所、最初は義理で入会していました。。。(^^;)

「建築士会に入っていると、何かメリットあるの?」
という質問を良く受けます。

私の所属する『長野県建築士会佐久支部』では
講習会や見学会を企画して自己研鑽の機会を設けたり、
植樹事業や木工教室のようなボランティア活動も行っています。
またしても正直な所、時間も割かれるし、面倒な仕事を任される事もあります。。。(^^;)

それでも活動しているのは、やはり『メリットがある』からです。
建築士の資格は、設計事務所に限らず、工務店・大工・設備屋・公務員等
多岐の業種の方が参加しています。
建築行為は多くの業種の方の協力によって成り立っています。
設計のみの狭い視野に囚われない様に、また異業種の方の考えを吸収する為に。
懇親会ではタダの酔っ払いオヤジでも、昼間はプロ意識の強い建築士ばかりです。

私の両親も親族も、建築業に関わる人は誰も居ません。
独立開業する時には、全くのゼロからのスタートでしたが、
建築士会でつながった先輩方の暖かい言葉で
「なんとかなるか!」
と吹っ切れた経緯もあります。

小学校で行った「景観授業」は全く経験も無く、準備も大変でした。
しかし、日頃味わえない緊張感と新境地の開拓ができ、良い試練の機会になりました。
ここ数年は、同年代の参加も増え、青年委員会は実に活発になっています。
属すだけではメリットはありませんが、その場で如何に自分を育てられるか。
建築士会の活動で地域社会への貢献と同時に、自分磨きを行っていきたいと思います。

追伸:若い女性の建築士が不足しております。一緒に活動してみませんか?(^-^)

posted by カマタ at 15:50| Comment(0) | 日記

2012年08月29日

歯医者のイス

歯医者は嫌いだけど、最近お世話になっている歯医者さんはちょっと好き!
治療はイヤだが、歯医者の『処置用のイス』がとにかく気持ちイイ!
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今日は詰物だけで削られる処置はなかった為、完全に寝てた。
たぶん歯科助手さんにもバレていたが、気持ち良くて毎回寝る。
...削られる時でも、ちょっと寝てしまうぐらい気持ちイイ。
倒した時に抜群の重心で、体中の力が抜ける。
歯科医師の立場からは処置しやすく、患者側も気持ち良くと
両者のバランスを両立するデザインはすごく難しいと思うが、
ものづくりの視点ではとても大切なこと。
人間工学的に素晴らしいデザインだった。

こんなイスのような気持ちイイ建築を造りたい!

posted by カマタ at 11:26| Comment(0) | 日記

2012年08月25日

ごち餅

たぶん【ごち餅】は方言と思われるが、全国的な慣習の『上棟時の餅撒き』
最近では全く行われる事の無くなった行事で、絶滅危惧種。

先日、美容室併用住宅の上棟式で【ごち餅撒き】を行った。
上棟式すら行わなくなっている今日び、『美容室開業の告知』を目的として行うというアイデアを提案した。
建物が完成してからチラシを撒くよりも、建設中から近隣の住人に知ってもらえれば、美容室がより快調なスタートを切れる。設計士として順調な営業開始まで考えるべきだと思ったので、お節介かと思ったがお勧めした。
小学校のPTAに協力してもらい、子供達が集まりやすい日時を設定。
珍しいイベントなので、子供と一緒に親も集まれば、その親世代が美容室のお客さんになってくれるかも。。。と、ちょっとした計算もしながら準備を進めた。
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とにかく天気が心配だったが、ギリギリ雨とならずに予想を上回る100人程度が集まってくれた。
子供と一緒に大人も「我さきに!」と目の色を変えて餅を集めて、撒いた時間はわずか3分にも及ばずに一瞬で餅は終了。
集まってくれた方々は、とても楽しそうに世間話をしながら、美容室の完成予定図を見て帰られた。

『ごち餅』というイベントは費用も掛かるし、準備も大変。
ローンを組んで建てる中で、そんな余裕は無いのも当たり前。
何れ消えていく慣習であることは間違いないと思われる。
しかし建物の地域とのつながりやコミュニティーの形成には、大変価値のあるイベントだと感じた。
posted by カマタ at 22:31| Comment(1) | 日記

2012年08月23日

ホームページ開設

設計事務所として独立して2年が経ち、やっとホームページを開設できました。
仕事を通して感じたことを中心に、のんびりと更新していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
posted by カマタ at 20:30| Comment(2) | 日記